リサイクルを止めて地球をキレイに

☆ 一度も海にスーパーのビニール袋など捨てた事も無いのに、ストローを川に捨てた事も無いのに、どうしてプラスチックが海に溢れるのか。

☆ 捨てるペットボトルを洗うエネルギー、きれいな水はペットボトルを再生させて節約できるエネルギーより少ないのか。

☆ 石油はガソリンの状態で噴出している訳ではない。ガソリンは勿論、重油にもならないカスからプラスチックは作られている。では、プラスチックを止めたらそのカスは何処に捨てるのか。それこそ無駄じゃないのか。

☆ 分別回収のために、分別ゴミ種類ごとに小さな車で町を走りまくるガソリン、排ガス、そして、その車を作るエネルギー、排出されるCO2は、分別で節約できるエネルギー、排出を抑制できるCO2の量よりどの程度小さいのか。

☆ はっきり言おう。分別回収が始まってから、海がプラスチックで埋まってしまったのだ。

☆ 捨てるモノなのに丁寧に洗浄され、態態別々に回収されたペットボトル、ビニールバッグは、結局再生させるには新品を作るより高くつく。つまりは、再生するには選別のエネルギーも含めて多くのエネルギーを消費する(資本主義では高いと言う事は労働力も含め投下エネルギーが多い事を意味する。分からなかったら初歩から経済を勉強してください)。

☆ そのため、集めたゴミをみんなそっと自国の人には誰にも知られない様に違う国まで態々船で運んで、海岸に捨てているのだ。金を掛けたくないので、その巨大ゴミ捨て場には塀も無ければ天井も無い。風が吹けば、雨が降れば雪崩のごとく、そのゴミたちは海へと文字通り雪崩れ込む。これが、誰もわざわざ海までプラスチックを捨てに行かないのに、海がプラスチックで汚れる理由だ。

☆ プラスチックは元々石油なので燃焼エネルギーを多く出す。燃やしやすいゴミだ。今はプラスチックごみが減ったせいで、生ごみが燃えないので態々灯油をぶちまけて燃やしている。

☆ そして、日本のゴミ焼却場は高温で焼くから害物を発生する心配は無い。また、量が集中するからCO2が気になるなら、ちょっと金を掛ければCO2なんて軽く回収できる。

☆ ゴミを分別しなければ、大きな車で効率的に回収できる。ゴミなのだから洗浄する必要もなく、誰もが面倒がらずにゴミを捨てる。勿論、ペットボトルもビニール袋も纏めて捨てられる。だから、海にプラスチックが流れ込む心配はなくなる。海はキレイになる。

☆ ゴミは分別せずに出しましょう。片っ端から燃やせばいい。それがトータルライフコストが最もかからない、エネルギーの消費も少ない、サスティナブルなゴミの処理方法だ。

☆ 綺麗な水をじゃぶじゃぶ湯水のように使いゴミでしかないペットボトルをキレイにして分別回収を市町村に課して、「私は環境に配慮しているのよ」とうそぶくのはもう止めて欲しい。